ウジミナスは4月2日、4月4日からミナス・ジェライス州のイパチンガ製鉄所の2号高炉で高温空気の送風量を削減することを同社取締役会が承認したと発表した。
取締役会は外にも、同じくイパチンガ製鉄所の1号高炉に対しても4月22日から高温空気の送風量を削減することを決定した。2号高炉への高温空気の送風量削減後、イパチンガ製鉄所の第1製鋼所が稼働を停止するとともに、サンパウロ州のクバトン製鉄所の操業も一時的に停止する。
同社によると、一連の措置はいずれも一時的なもので、市場の需要に生産量を順応させる対策の一環。国内で新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックから経済活動が縮小、業界にも需要変動の影響が生じている。
一連の対策が講じられた後も、イパチンガ製鉄所では、3号高炉と第2製鋼所、圧延ライン、亜鉛メッキ・ラインなどのその他の生産事業は操業を継続する。
また市場に対してウジミナスは、2020年に予定する投資について、当初10億レアルとしていた規模を6億レアルに縮小したことも通知した。(2020年4月3日付けバロール紙)