6日発表の最終フォーカスレポートによると、2020年のGDP伸び率は前回予想のマイナス0.48%からマイナス1.18%と0.70%の大幅な下方修正を行った。2021年のGDP伸び率は前回と同じ2.50%増加に据え置かれた。
また5月上旬に実施される中銀通貨政策委員会(Copom)での政策誘導金利(Selic)も現在の3.75%を0.25%切り下げの3.50%が見込まれている。このフォーカスレポートは100社以上の金融機関を対象の追跡調査。
先週のフォーカスレポートのエコノミストの予想では、5月初めの中銀通貨政策委員会(Copom)での政策誘導金利(Selic)は0.50%引下げの3.25%予想で、年末まで3.25%の継続が予想していた。
また先週のフォーカスレポートでは、2021年の政策誘導金利(Selic)は、前回予想の5.0%から4.75%に下方修正していた経緯があった。
今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の2.94%を2.72%と4回連続で下方修正。中銀のインフレ指数の中央目標値4.0%を下回るが、許容範囲2.50%~5.5%には辛うじて留まると予想されている。
2021年の広範囲消費者物価指数(IPCA)前回予想の3.57%から3.50%と若干下方修正して4回連続での下方修正を記録。来年のインフレ指数中央目標値3.75%を若干下回るが、許容範囲2.25%~5.25%には留まると予想されている。(2020年4月6日付けエスタード紙サイトより抜粋)