今年4月の新車販売は新型コロナウイルのパンデミックの影響で、前年同月比80%の壊滅的な減少が予想されている自動車メーカーやディーラーでは、緊急を要する資金調達であの手この手の起死回生プログラムを模索している。
新型コロナウイルのパンデミックの影響で、外出自粛措置や必需品以外の営業自粛措置などの要請を受けて、自動車業界では先月中旬からの新車販売が前代未聞の落ち込みを記録した影響で、自動車メーカーではレイオフで新車生産中止を余儀なくされているにもか関わらず、自動車メーカーやディーラーは過剰な新車在庫を抱えている。
Fiat社は昨日14日~今月30日まで新たな新車販売キャンペーンとして、48回の分割払いで初回の分割払いは2021年1月。但し新車価格の40%~50%の手付金の入金が条件となっている。
また新車販売キャンペーンでは中古車も分割払いの回数削減条件として受け付けており、例えば中古車の査定価格にもよるが、48分割払いを43分割払いにすることが可能とFiat社営業担当のHerlander Zola取締役は説明している。
“Forza 2021”命名されている48回払いの新車購入プランでは、月利が1.12%。36回払いの月利は0.99%と格安条件プランとHerlander Zola取締役は今が新車購入チャンスと強調している。
今年4月初めの10日間の1日の平均新車販売は1,000台と過去平均新車販売1万台~1万2,000台よりも一桁販売が減少して危機的な状況となっている。4月の新車販売は最高でも3万5,000台に留まると予想されているが、新型コロナウイルス感染拡大前の予想は22万台であった。
FCA Fiat Chryslerグループ傘下のJeep社はSUVのRenegade車並びに Compass車販売で、初めの8か月間の分割払いはメーカーが負担する販売キャンペーンを先週から開始している。
韓国資本現代自動車は、グループ傘下ディーラーが店頭販売自粛を行っているためにInstagram, WhatsApp並びにMessengerを通して新車販売を行っているが、ディーラーは保守サービスだけ行っている。「テストドライブを要請している顧客まで持っていくサービス提供している」と現代自動車マーケティング担当のJan Telecki氏は説明している。
Ford社では、新車購入希望者が販売代理店まで赴く必要をなくすために、“外出しないで車購入-Compre Sem Sair de Casa”チャンネルを開設していると同社営業広報担当のAntonio Baltar Jr取締役は説明している。
先月Ford社は、分割払いを行っている顧客に対して3か月間の支払い先延ばしを提供。Volkswagen Financial Services社は、分割払いに問題を抱えている顧客に対して、金利据置の2か月間の支払い先延ばしを許可している。(2020年4月15日のエスタード紙サイトから抜粋)