先ず、二宮正人監事会議長はパンデミックの状況下、出席者9人が3密(密集、密接、密閉)を履行、マスク着用、適正間隔を保ちマイクを用いる事で、重要案件について無事開催出来る事に謝意を表明。会議は10時から12時半まで行われた。
同議長は業務監査の面から、定款改定に関わる過去の業務経緯および今年3月総会での監事会議長意見書に対する事務局内の作業進捗状況について平田事務局長から報告を受けた。
平田事務局長は過去、2年毎に行う会議所統一選挙、直近では2018年に行った理事/監事/会頭選挙の反省を踏まえ、会議所活動のさらなる活性化に向け骨格となる定款改定の必要性や昨年2月に改定原案を常任理事会に俎上、3か月間におよぶ討議の結果、同年度内に実現に至らなかった背景、また今年厳しいパンデミック状況下で現行定款に従い3月総会を無事開催、同議長から常任理事会宛てに発出された定款簡素化勧告に沿い、直近の作業進捗状況について実情を丁寧に報告した。
続いて事務局から2020年第1四半期の現金預金並びに有形固定資産、収入、支出などの財務諸表とその詳細について説明、それに対する監事会や財務委員会側からの質問やアドバイスなど受けた。また、昨今の新型コロナウイルス危機下における会費収入および家賃減額交渉や外注業者との交渉結果のほか、特に人件費や経費削減対策について事務局から説明が行われた。
最悪を想定した事務局作成のシュミレーション(S1~S4)案のS1バージョンについて、手元のキャッシュ残との関連性など忌憚の無い意見交換が行われた。その他、雇用維持のための救済措置である暫定令MP936号などについて会計事務所専門家より説明が行われた。最後に監事会は、「2020年の第1四半期の会議所の業務遂行と会計処理は適正であったこと」を承認した。