フォーカスレポートは今年のGDP伸び率をマイナス6.51%に下方修正(2020年6月15日付けヴァロール紙)

今朝15日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、2020年のブラジルのGDP伸び率は、前回予想のマイナス6.48%からマイナス6.51%に18週連続となる下方修正している。

2021年のブラジルのGDP伸び率は、3週連続で上方修正されて3.50%増加予想。的中率が最も高いトップ5の今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)予想は、前回予想の1.67%から1.51%に下方修正している。また2021年のIPCA指数は、前回予想の3.25%から2.80%と0.45%も下方修正している。

しかしトップ5以外のエコノミストの今年の平均広範囲消費者物価指数(IPCA)予想は、前回予想1.53%から1.60%に上方修正、2021年のIPCA指数は3.10%から3.00%に下方修正している。

中銀の今年のインフレ指数の中央目標値は4.0%、2021年は3.75%、2022年は3.50%、上下の許容値は中央目標値の±1.50%に設定されている。

2020年末のレアル通貨に対するドルの為替は、前回予想のR$5.40%からR$5.20%とレアル高の為替に修正、2021年もR$5.08からR$5.00とレアル高の為替に修正している。またトップ5の2020年の予想はR$5.20からR$5.30とドル高に修正した一方で、2021年は前回同様にR$5.20に据え置いている。

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