(ZOOM)第6回「ブラジル等における新型コロナ対応状況(報告会)」開催

ジェトロサンパウロ主催、在サンパウロ日本総領事館並びにブラジル日本商工会議所協力による第6回新型コロナ対応状況説明会は、テーマ『チリにおける新型コロナウイルスの影響』と題して、2020年7月1日午前9時30分から10時40分まで48人が参加して開催した。

初めにジェトロサンパウロ事務所の松平史寿子次長は、ジェトロ・サンチアゴ事務所の佐藤 竣平所長によるチリにおける新型コロナウイルスの状況、チリ政府の色々な対応政策発表の説明、ジェトロが取集した情報の報告や会員相互の意見交換会としての開催趣旨などを説明した。

講師の佐藤 竣平所長は、『チリにおける新型コロナウイルスの影響』と題して、初めにチリ国内では3月初めて国内初の新型コロナ感染者確認、外出禁止措置、強制自宅待機措置、経済政策の発表。4月から経済政策の本格的始動、小売業を中心とした国内経済へのネガティブな影響.5月から首都圏を中心に強制自宅待機措置の拡大。6月新保健相の就任、災害事態宣言の延長を説明した。

感染拡大では感染者数や死亡者数の累計数やピーク。拡大フェーズの推移、アクティブ感染者の推移、PCR検査数推移、感染に伴うチリ政府の対応、部分的自宅待機措置、各州別のアクティブ感染者の分布と人口比。チリ政府の支援として中小企業向け融資政策や失業保険の非対象者の収入保護、GDP比6.7%に達する経済対策支出、貧困家庭への基本食糧パッケージ配布、高齢者向け対応策や支援。輸出入の推移、鉱業が牽引するアント・ファガスタ州の鉱山労働者の感染対応策,ピニェラ大統領の支持率推移などについて詳細に説明した。

質疑応答では、死亡者の統計基準変更、保健大臣の変更、大統領支持率の推移、政治への影響、サンチャゴ市の医療事情、自宅待機の流れ、ジェトロ収集の素晴らしい統計の共有などが挙げられた。最後に松平次長は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う企業活動や危機管理に関するアンケート調査回答に対するお礼を述べた。

Pdf『チリにおける新型コロナウイルスの影響』ジェトロ・サンチアゴ事務所の佐藤 竣平所長 2020年7月1日

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