経済省通商局(Secex)並びにブラジル冷凍業者協会(Abrafrigo)の共同調査によると、2020年6月のブラジルの生肉並びに加工された牛肉輸出量は、前年同月比28.0%増加の17万2,360トンで月間記録を更新、また輸出金額は48.0%増加の7億4,300万ドルに達している。
今年初め6か月間の牛肉輸出量は前年同期比9.0%増加の90万9,720トン、牛肉輸出金額は6.0%増加の39億ドルに達している。
ブラジルの牛肉輸出策で特筆されるのは2019年から継続する中国向け輸出であり、今年初め6か月間の中国向け牛肉輸出量は前年同期比148.0%増加の36万5,130トン、また香港向け牛肉輸出は10.5%増加の15万4,310トンであった。
2019年の中国向け牛肉輸出量のマーケットシェアは38.4%を占めていた。一方昨年のアジア向け牛肉輸出金額は前年比60.5%増加の12億4,000万ドルとアジア向け牛肉需要が急上昇している。