COVID-19で輸入業者の70%以上が影響を受けている(2020年7月9日付けエスタード紙)

全国工業連合会(CNI)の調査によると、COVID-19パンデミックの影響で、今年3月からブラジルの貿易関連業界は大きな影響を受けている。ブラジルの輸入業者の70%、輸出業者の57%はCOVID-19パンデミックで損害を被っている。

全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)の調査によると、COVID-19パンデミック以降のブラジルの貿易業者は2,408億レアルの売上減少の影響を受けている。

今年4月並びに5月の加盟企業対象の調査によると、50%以上の輸出減少は調査対象の40%、また50%以上の輸入減少は調査対象の26%に企業に達している。

調査対象の輸出業者の36%は6月並びに7月もCOVID-19パンデミックの影響を受けると回答、また37%はこの期間の輸出は50%以上減少すると予想、しかし29%は回復すると予想、残りの30%はCOVID-19パンデミックの影響はないと回答している。

一方輸入業者の36%は6月並びに7月もネガティブインパクトがあると予想、34%は50%の輸入減少を予想、24%は回復すると予想、19%はCOVID-19パンデミックの影響はないと回答している。

COVID-19パンデミックで影響を受けた輸出業者の輸出先調査では、アルゼンチンが34%でトップ、続いてボリヴィア23%、チリ21%、米国21%、ペルー21%、コロンビア並びにパラグアイ19%、メキシコ12%、エクアドル並びにウルグアイは10%となっている。

一方輸入相手国では中国からの輸入減少を挙げた輸入業者は58%でトップ、米国29%、ドイツ22%、アルゼンチン及びイタリ10% 、韓国9.0%、フランス及びインド、台湾7.0%、メキシコは4.0%となっている。

投資先で最も減少したのは中国の35%、米国30%、ドイツ、コロンビア及びメキシコ13%、南アフリカ、ペルー、アルゼンチン及び英国は9.0%であった。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=47368