中銀フォーカスレポートは今年のGDP伸び率をマイナス6.10%に上方修正(2020年7月13日付けエスタード紙)

13日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、2020年のブラジルのGDP伸び率は前回予想のマイナス6.50%から6.10%と大幅に上方修正した。また2021年のGDP伸び率は7週連続で3.50%増加に据え置いた。

的中率が最も高いトップ5の2020年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回予想の1.51%から1.80%と大幅に引き上げている。また2021年のIPCA指数は前回同様の2.80%の据え置いている。

またフォーカスレポートの一般エコノミストの今年のIPCA指数は前回予想の1.63%から1.72%に上方修正,2021年のIPCA指数は前回同様の3.0%の据え置いている。中銀の今年のインフレ指数の目標中央値は4.00%、2021年は3.75%、2022年は3.50%、許容範囲は±1.50%に設定している。

今年末の政策誘導金利Selic前回予想の2.0%から1.80%に引き下げている。トップ5の2021年のSelic金利は前回予想の2.25%から2.38%に上方修正したが、一般エコノミストは前期同様の3.0%に据え置いている。

トップ5の2020年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$5.30に据え置いたが、2021年はR$5.20からR$5.30とドル高に修正。一般エコノミストは2020年は前回同様にR$5.20に据え置いたが、2021年はR$5.05からR$5.00に修正している。 

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