ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、2020年6月14日~20日の平均失業率は12.3%相当の1,180万人と前週の12.4%よりも若干減少したが、5月の第1週の10.5%よりも大幅に増加している。
失業者並びに就職活動を停止している労働人口は3,810万人、就職活動をしている労働者人口は2,640万人、COVID-19パンデミックの影響で主食活動を停止しているのは1,730万人に達している。
6月の14日~20日の労働人口は8,400万人、COVID-19による外出自粛要請で影響を受けていた労働人口は、13.3%に相当する1,110万人と5月第1週の19.8%よりも大幅に減少して職場復帰傾向となっている。
またホームオフィスなどの自宅勤務は、労働人口の12.5%に相当する870万人とCOVID-19パンデミック開始から同じレベルを維持している。
6月の14日~20日の労働人口に占める非正規雇用は、労働人口の33.9%と前週の35.0%よりも減少、5月3日~9日の非正規雇用は35.7%であった。