当所のイノベーション研究会幹事役でブラジルベンチャーキャピタル代表の中山充氏が、13日朝、平田事務局長とビデオ会議を行った。同氏は今一時的に避難帰国中であるが、「日本でブラジルのイメージダウンにつながるニュースがあまりにも多すぎる事に辟易している!パンデミックの今こそブラジルの良い側面を一つでも多く、日本社会に伝えないと在留邦人を含む同胞200万人の日系人が浮かばれない」と嘆き呟き、その打開策の相談が今朝のビデオ会議の背景だ。10年間のブラジル在住歴がある同氏の一念発起でもある。
平田事務局長は、過去から今までに「現代ブラジル事典」編纂にあたって、日本在住の著名なブラジル研究者が多い事に着目、その専門家グループと当会議所の関係メンバーが一緒になってWebinarとかYouTube上で座談会の開催等々を提案、同氏には日本でのメンバー組成と窓口モデレイターを要請した。
2008年9月のリーマンショックが2年後のブラジル経済がV字型回復を遂げた歴史を振り返り、2011年の日本からブラジルへの直接投資が一挙に過去最大の75億ドルに増え、新規進出の会員企業も略々100社近くに増えた実績を説明、むしろこの新型コロナ禍大不況を日本企業のブラジル進出展開のチャンス(サプライヤーの再構築)に変えようと働き掛けた。
なお、当所が日々発信しているブラジル経済動向に限らず、特に政治情勢の情報分析にもお互い協力し合う事で合意した。
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