5月のIBC-Br指数は、COVID-19パンデミック後初めて1.31%上昇(2020年7月14日付けヴァロール紙)

2020年5月の経済活動指数(IBC-Br)は、COVID-19パンデミック危機で初めて前月比1.31%増加を記録した。Valor Data社の平均IBC-Br指数は4.4%増加予想であった。

今年4月の経済活動指数(IBC-Br)は、COVID-19パンデミック危機の影響をまともに受けて前月比マイナス9.45%(修正値)を記録、パンデミック危機開始の3月のIBC-Br指数はマイナス6.16%であった。

四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)は、ブラジル地理統計院(IBGE)から発表されるが、中銀はIGBEのGDP伸び率の発表前に、先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表する。

また今年5月の過去12か月間の累積IBC-Br指数はマイナス2.0%、前年同月比ではマイナス14.24%、今年初め5か月間の累積IBC-Br指数はマイナス6.08%であった。今年3月~5月の四半期の累積IBC-Br指数は、2月~4月の前四半期比ではマイナス4.98%を記録していた。

今年5月のIBC-Br指数が前月比1.31%増加した要因として、鉱工業部門生産が7.0%増加、一般小売販売量も13.9%増加、自動車並びに建材部門を含む広範囲小売販売量も19.6%増加した一方で、唯一サービス部門生産はマイナス0.9%を記録していた。

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