連邦政府は地方政府のデフォルトを避けるために今年上半期に55億1,000万レアルを肩代わり(2020年7月15日付けエスタード紙)

連邦政府は過去2年間に連邦最高裁判所(STF)から保証の肩代わりを差し止めされている州政府に対して、負債返済の肩代わりは差し止めされている。

今年3月中旬からの新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大幅な歳入減少を余儀なくされている地方政府(州政府・市役所)を救済するプログラムを連邦政府は大幅な臨時歳出を余儀なくされている。

国庫庁はCOVID-19パンデミックで経済停滞による歳入減少の影響で、地方政府の債務不履行(デフォルト)を避けるために、今年上半期に総額55億1,000万レアルの負債の肩代わりを余儀なくされている。

特にリオ州政府に対するデフォルトを避けるための負債肩代わりは20億4,300万レアル、ミナス州政府には19億3,100万レアルを負債の肩代わりを余儀なくされたが、27州政府のうち14州政府に対して連邦政府保証の何らかの負債肩代わりを余儀なくされた。

国庫庁は今年5月に地方政府のデフォルトを避けるために12億6,200万レアルの負債の肩代わりをしたが、その中にはミナス州政府の6億4,096万レアル、北大河州4,979万レアル、マラニョン州の398万レアルが含まれている。またサンタ・カタリーナ州シャペコ市の市役所にも376万レアルを肩代わりしている。

国庫庁が保証機関となっている地方政府の償還期間以内に返済できない負債の肩代わりを余儀なくされて2016年末に財政緊急事態宣言(RRF)したリオ州政府の6月末の返済遅延している負債総額は5億6,421万レアルに達している。

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