20日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、2020年のGDP伸び率は、前回予想のマイナス6.10%からマイナス5.95%に上方修正している。一方2021年のGDP伸び率は、9週連続で3.50%増加に据え置いている。
的中率が最も高いトップ5の2020年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の1.80%から1.58%と大幅な下方修正を行っている。また2021年のIPCA指数は、前回予想の2.80%から2.72%に下方修正している。
フォーカスレポートの一般エコノミストの今年のIPCA指数は、前回予想の1.72%に据え置いたが、2021年のIPCA指数も前回予想の3.00%に据え置いている。中銀の今年のインフレ指数の目標中央値は4.00%、2021年は3.75%、2022年は3.50%、許容範囲は±1.50%に設定している。
フォーカスレポートの一般エコノミストの今年末の政策誘導金利(Selic)は前回同様に2.00%の据え置いたが、トップ5は前回予想の1.88%から2.00%に引き上げている。また一般エコノミストの2021年のSelic金利は前回同様に3.00%、トップ5は2.38%と予想している。
一般エコノミストは、今年末のレアル通貨に対するドルの為替をR$5.20、2021年はR$5.00、前期同様にトップ5はR$5.30、R$5.30と予想している。