7月の新車販売は3ヶ月連続増加の17万4,500台(2020年8月3日付けエスタード紙)

2020年7月のトラックやバスを含む新車販売は前月比31.4%増加の17万4,500台と3か月連続で前月を上回ったにも拘らず、前年同月比では28.4%と二桁台の減少を記録。今年初め7ヶ月間の新車販売前年同期比36.7%減少の98万3,300台に留まっている。

COVID-19パンデミックの影響を最も受けた今年4月の新車販売は5万5,700台に留まっていたが、5月から徐々に回復傾向を示しているものの今年の新車販売は前年比40%減少が見込まれている。

今年初め7ヶ月間のバスやトラックを除く新車販売は、3月中旬からのCOVID-19パンデミックの影響を受けて37.6%減少の92万5,800台に留まっている。また今年初め7か月間の1日当たりの平均新車販売台数は6,300台と昨年同期の1万100台から大幅に減少している。

今年7月の新車販売で特記されるのは、ワーゲン社のスポーツタイプのT-Cross車が1万200台とベストセラーカーとなり、伝統的にトップを維持して9,700台を販売したシボレー社のOnix車ヲ追い越した。7月のワーゲン社の新車販売総数は3万1,500台と首位を奪還したが、GM社は2万8,000台の新車販売で2位に甘んじている。

しかし今年初め7ヶ月間の新車販売ではGM社が16万2,500台を販売してトップシェアを堅持、ワーゲン社は15万5,700台、フィアット社は13万3,800台を販売している。今年7月の各自動車メーカー大手は新車をリリースしている。

COVID-19パンデミックの影響で国内の新車マーケットはエコノミータイプの新車需要の対応として、ワーゲン社は小型スポートタイプのNivus車、フィアット社は新型ピックアップStrada車、GM社はニューピックアップのS10車を投入している。

ルノー社は先月747人の従業員を解雇したために、地元の金属労連が牽引して従業員が2週間のストライキを行っているために、7月の新車生産は影響を受けている。

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