Latam航空は2,758人のパイロットや客室乗務員を今月14日までに解雇(2020年8月5日付けヴァロール紙)

Latamブラジル航空は、今月7日から14日にかけて7,000人の操縦士、副操縦士、客室乗務員を対象に39%に相当する2,758人の解雇を行うと発表している。

Latam社は全従業員2万2,000人のうち事務職や空港地上職員を対象とした30%の従業員の解雇を余儀なくされている。またパイロットや客室乗務員に対する希望退職制度は昨日締め切ったが、今日からまた募集を始めると同社人事部のJefferson Cestari取締役は説明している。

今月3日迄のブラジル航空組合(SNA)の発表によると、33人の正操縦士、7人の副操縦士、149人の乗客乗務員の総勢179人が希望退職制度に応募している。

3日Latam社とブラジル航空組合(SNA)は、COVID-19パンデミックで経営悪化で大量の解雇を余儀なくされていたが、2ヶ月半に亘って継続していた話し合いは、高等労働裁判所(TST)の仲介で合意に達した。

ブラジル航空組合(SNA)はLatam社に対して、Gol航空やAzul航空同様のパイロットや乗務員の18ヶ月間に亘る給与削減並びに勤務時間の短縮で提示していた。また同社は18ヶ月後も継続して給与削減を提示している。

「Latam航空はGol航空やAzul航空と異なって国際路線の比率が高く、COVID-19パンデミックの影響が非常に大きく、業績回復にはさらに時間を要する」とJefferson Cestari取締役は説明している。

またLatam航空のパイロットの給与はGol航空やAzul航空よりも20%~30%高い上のその他のベネフィットをあり、給与コストが他社よりも高いとJefferson Cestari取締役は説明している。

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