モザイクは穀物生産好調のブラジルで投資拡大(2020年8月10日付けエスタード紙)

 世界屈指のリン酸生産を主力事業とする米国の肥料会社モザイク社は、ミナス州でのリン酸法肥料生産の倍増、ゴイアス州アナポリス市並びにマラニョン州サンルイス市のディストリビューター網の拡大を図る。

モザイク社は2020年末までに2倍の生産拡大で前年比5%増加の1億8,500万ドルを投資、地元企業とのタイアップで既に11拠点を擁するディストリビューター網の拡大を図る。

ブラジルのモザイク社の売り上げ拡大の牽引は、特別肥料で昨年の売上は前年比30%増加、一般肥料の増加率の3倍を記録、収益率も高いと同社のEduardo Monteiro取締役は説明している。

ブラジルは肥料の三要素である窒素並びにリン酸、カリウムの大半を輸入に依存、特にカリウム鉱の輸入の依存度が非常に高く、国際コモディティ価格の変動や為替変動に左右されるために、国内での生産比率引き上げが不可欠となっている。

モザイク社はコーヒー、サトウキビ、農畜産並びに穀物部門のポートフォーリオ拡大を図っており、昨年の飼料販売は前年比70%、肥料販売は30%それぞれ大幅に増加している。

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