南米のEコマース最大手で南米のアマゾンと呼ばれるアルゼンチン資本メルカドリブレ社の2020年第2四半期の決算発表では、ブラジル国内の売上は前年同期比61%増加の8億7,837 万ドルを記録、純益は245%増加の5,590万ドルを記録している。
今年第2四半期の営業収益は9,940万ドルの大幅な黒字記録、第1四半期のマイナス2,970万ドルの営業収益赤字から一転して大幅な黒字に転換している。
メルカードリブレ社の第2四半期の決算発表前の同社のナスダックの株価は、7.0%下落の1,116.9ドルであったが、決算発表後は一転して6.70%高騰の1,270ドルを記録している。
今月7日のメルカードリブレ社の時価総額は、資源大手のヴァーレ社を抜いてラテンアメリカ地域ではトップに上昇、メルカードリブレ社の時価総額は、606億4,400万ドルを記録して、ヴァーレ社の時価総額593億6,300万ドル、ペトロブラス石油公社の575億3,700万ドルを追い越している。
1999年にアルゼンチンで設立された南米地域のEコマース最大手のメルカドリブレ社は、世界18カ国でEコマース事業を展開しているが、昨年のブラジル国内の売上は全体の65%を占めている。
メルカドリブレ社は今年4月にブラジルのスーパーマーケット市場に参入、マガジン・ルイザ社やアメリカナス・ドットコムとサブマリーノ・ドットコムの2社が合併したB2Wヴァレジョ社とマーケットシェア争いを展開している。