COVID-19パンデミックは空港民営化の最低入札価格を引き下げか(2020年8月1日付けエスタード紙)

2021年3月に22カ所のリージョナル空港の民営化入札が予定されているが、COVID-19パンデミックの影響で当初の最低入札価格4億6,960万レアルは、60%減少の1億8,990万レアルまで減少すると予想されている。

ジャイール・ボルソナロ新政権で初めての民営化コンセッション入札は昨年3月15日に実施され、国内12カ所のリージョナル空港民営化入札で、国庫庁には最低入札価格の986%相当の23億8,000万レアルの臨時歳入を記録していた。

2021年3月に実施予定の国営のブラジル空港インフラ業務会社(Infraero)が運営している22カ所のリージョナル空港の民営化入札は、南部ブロック、中央ブロック並びに北部ブロックに分割されている。

22カ所のリージョナル空港の民営化入札は今年初めに予定されていたが、3月中旬のCOVID-19パンデミックの影響で先送りを余儀なくされた上に、今年のGDP伸び率はマイナス4.7%に下方修正及び世界的な航空需要の減少で、最低入札価格の見直しを余儀なくされている。最終的には連邦会計検査院(TCU)の最低入札価格の見直しに従う。

COVID-19パンデミックの影響で、今後の国内空港の利用客や収入減少が見込まれるために、入札にかけられる22カ所のリージョナル空港向け投資は、当初の69億レアルから61億レアルの減少が見込まれている。

最低入札価格の見直して最も影響を受けるのは南部地域ブロックで、最低入札価格は4億820万レアルから1億3,350万レアルに減少すると予想されている。

南部地域ブロックで入札予定の空港として、パラナ州のクリチーバ空港、ロンドリーナ空港、バカシエリ空港、フォース・デ・イグアス空港、サンタ・カタリーナ州のナヴェガンテス空港、ジョインヴィーレ空港、南大河州のペロタス空港、ウルグアイアス空港、バジェー空港が含まれている。

中央地域ブロックの最低入札価格は2,260万レアルから820万レアル、ゴイアス州のゴイアニア空港、マラニョン州のサンルイス空港、インペラトリス空港、ピアウイ州のテレジーナ空港、トカンチンス州のパルマス空港、ペルナンブーコ州のペトロリーナ空港が含まれている。

アマゾナス州マナウス空港を含む北部地域ブロックの最低入札価格は、当初の3,880万レアルから4,820万レアルに引き上げられる。アマゾナス州のテフェア空港、タバチンガ空港、ロンドニア州のポルト・ヴェーリョ空港、アクレー州のリオ・ブランコ空港、クルゼイロ・ド・スール空港、ロンドニア州のボア・ヴィスタ空港が含まれている。

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