ブラデスコ銀行と金融部会(東 邦彦部会長)共催の英語によるWebセミナー(Teams)は、2020年8月13日午前9時から10時過ぎまで約40人が参加、講師にブラデスコ銀行エコノミストのCONSTANTIN CLEMENS JANCSO氏を迎えて、「ブラジル金融・経済」をテーマにオンラインセミナーを開催。進行役はブラデスコ銀行香港出張所のDanilo Elias Goulart Andrade所長が担当した。
コンスタンチン氏はブラジルの金融・経済の足元状況及び今後の見通しについて、米国経済の回復からのレッスン、COVID-19パンデミック以降の米国の2025年迄のGDP伸び率ポテンシャルと予想、ブラジルのサービス部門、鉱工業部門、小売部門、建設業部門並びに消費部門のGDP伸び率、景況感推移及び今後の予想、2010年からの自動車販売の推移、部門別小売販売の推移、COVID-19パンデミック期間中のクレジットカード取扱高の推移、失業率の推移、非正規雇用の推移、各州別失業率比較、ブラジルと新興国、先進国のCOVID-19パンデミック対応の財政支出のGDP比率比較、COVID-19パンデミック終焉後の予測経済成長率別の対内債務残高のGDP比率予測などを説明した。
またブラジ過去1年間のブラジルと新興国通貨の為替変動推移、レアル通貨の為替変動推移、サマリーでは今年の来年のGDP伸び率、政策誘導金利(Selic)、レアル通貨の為替、インフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)の予測変更などについて説明。
質疑応答ではブラジル経済の回復見通し、米国大統領選挙のバイデン候補当選によるブラジル経済への影響、サマリーの予測変更要因、今後のブラジルのインフラ部門への海外投資などが挙げられた。
金融部会の英語Webセミナー「ブラジル金融・経済」(ブラデスコ銀行エコノミストのCONSTANTIN CLEMENS JANCSO氏 2020年8月13日)