サントス港湾ターミナルは5億500万レアル落札で民営化促進に繋がるか(2020年8月28日付けヴァロール紙)

サントス港湾局(SPA) は、28日に実施されたサントス港湾の2カ所のターミナル入札では総額5億500万レアルで落札されたが、最低入札価格は1レアルのシンボリックな価格が設定されていた。

ブラジル製紙・パルプ大手メーカーのEldorado社は、ターミナルSTS14を2億5,000万レアル、Bracell社はターミナルSTS14Aを2億5,500万レアルで落札している。

「2カ所の港湾ターミナルの4億2,000万レアルでの落札は、今後の南半球最大のサントス港湾の民営化に繋がる記念すべき日となった」とインフラ省のタルシジオ・フレイタス相は、満面の笑みで強調している。

サントス港湾の2カ所のターミナル入札に先立って実施されたパラードック会社(CDP) 管轄のヴィラ・ド・コンデ港湾ターミナル入札は、唯一入札に参加していたA Celba 2 Centrais Elétricas Barbacena社が5億レアルで落札していた。

スザノ製紙も入札参加を予定していたにも拘らず、連邦会計検査院(TCU)は、港湾の競争力に制限が掛かる恐れがあると判定していた経緯があった。

今回落札された港湾ターミナルはポンタ・ダ・プライアゾーンにあり、STS14ターミナルの面積は4万4,500平方メートル、STS14Aターミナルの面積は4万5,100平方メートル。それぞれ港湾道路に繋がっている。

インフラ省国家水上輸送庁(Antaq)によって行われた今回の入札で落札されたSTS14ターミナル並びにSTS14Aターミナルの投資総額は4億2,000万レアルが見込まれている。

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