全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、2020年8月の新車販売は前月比5.1%増加の18万3,400台にも関わらず、前年同月比では24.5%下落している。
2020年初め8か月間の新車販売は前年同期比45.0%下落の117万台、3月開始のCOVID-19パンデミックによる自動車の生産中止を余儀なくされた結果、今年4月の新車販売は前月比66.0%の僅か5万5,700台と大幅下落を記録していた。
今年8月のトラックやバスを除く新車販売は、前月比6.4%増加の17万3,800台を記録した一方で、前年同月比では24.9%下落している。
また8月のトラック販売は前年同月比では14.4%下落の8,100台、前期同様にバス販売は前月比26.3%下落の1,500台、前月比では1.7%増加した。8月の自動車工業界の雇用総数は前月比0.5%減少12万1,900人。8月は663人が解雇されていた。
今年8月の新車輸出は前年同月比23.4%下落の2万8,100台、前月比ではアルゼンチン向けが不振で23.4%%減少している。また今年初め8か月間のバスやトラックを含む新車輸出は、前年同期比41.3%下落の17万6,700台に留まっている。
今年8月の自動車業界の新車並びに自動車部品輸出金額は、前年同月比21.0%下落の6億6,770万ドル、前月比では0.1%減少に留まっている。今年初め8か月間の新車輸出は、前年同期比36.4%下落の43億1,000万ドルであった。