今年7月の一般小売販売は前月比5.2%増加(2020年9月10日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間小売調査(PMC)によると、2020年7月の自動車並びに建材を除くインフレ指数を差引いた実質一般小売販売量は前月比5.2%増加、前年同月比5.5%増加、今年初め7か月間の一般小売販売は前年同期比1.8%増加、7月の過去12か月間では0.2%増加を記録している。Valor Data社は29社のコンサルタント会社並びに金融機関対象の調査の平均伸び率0.9%増加を大幅に上回る結果となった。

また今年7月のインフレ指数を考慮しない名目一般小売販売量は前月比5.7%増加、前年同月比8.8%増加、今年初め7か月間は1.4%増加、7月の過去12か月間では3.0%増加している。

今年7月の自動車並びに建材部門を含む実質広範囲小売販売量は、前月比7.2%増加で経済アナリストの予想の4.9%を大幅に上回った。また前年同月比1.8%増加している。今年初め7か月間は6.2%増加、一方7月の過去12か月間ではマイナス1.9%を記録している。

今年7月のインフレ指数を考慮しない名目広範囲小売販売量は前月比8.4%増加、前年同月比4.9%増加、今年初め7か月間は3.1%増加、7月の過去12か月間では0.7%増加を記録している。

今年7月の一般小売販売量の前月比では調査対象の8セクターのうち7セクターで増加を記録、特に書籍・雑誌・印刷物・製本セクターは26.1%の大幅増加を記録、繊維・衣類・履物セクター25.2%増加、情報機器・事務機器・通信機器セクター11.4%増加、医薬品・香水・化粧品・医療機器セクター7.1%増加、燃料・潤滑油セクター6.2%増加、日用雑貨・装身具類セクター5.0%増加、家具・家電セクターは4.5%増加を記録している。

今年7月の一般小売販売量の前月比で増加しなかったセクターは、ハイパー・スーパーマーケット・食料品・飲料・嗜好品セクターで前月比同率を記録していた。

一方今年7月の実質広範囲小売販売量の自動車セクターは前月比13.2%と二桁増加を記録、建材セクターも6.7%増加。今年7月の27州のうち21州の小売販売量は前月比で増加を記録している。

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