8月の二輪車生産は前年同月比マイナス14.3%(2020年9月10日付けヴァロール紙)

二輪車生産の大半を占めるマナウスフリーゾーン(PIM)の二輪車メーカーは今年4月から5月に掛けて、COVID-19パンデミック防止対応策として地方政府の外出自粛要請による生産停止を余儀なくされていた。

ブラジル二輪製造会社協会(Abraciclo)の発表によると、2020年8月のマナウスフリーゾーン(PIM)の二輪車生産は、前月比0.4%増加の9万8,400台を記録、前年同月比ではマイナス14.3%の二桁台の落込みを記録。今年初め8か月間では、マイナス20.9%の58万8,500台で前年同期を14万台以上下回っている。

ブラジル二輪製造会社協会(Abraciclo)のMarcos Fermanian会長は、COVID-19パンデミック防止対策の導入の影響で工場内でも従業員の作業制限のために、二輪車生産は計画以下の生産を余儀なくされている。

ダウンタイムによる二輪車生産の遅れで受給と供給の間に不均衡が発生しており、ブラジルでの二輪車販売の約25%を占めるコンソーシアムの納入が遅れている。

今年8月の二輪車の新車登録台数は前月比12.7%増加の9万7,000台、前年同月比8.3%増加、今年初め8か月間前は前年期比マイナス25.0%に相当する70万8,700台、8月の1日当たりの新車登録台数は前月比23.4%増加の4,570台、前年同月比13.4%増加を記録している。

今年8月の二輪車輸出台数は前月比16.6%増加の5,167台、前年同月比44.9%増加、今年初め8か月間の輸出は前年同期比マイナス25.1%に留まっている。昨年の二輪車の輸出台数は2万6,746台であったが、今年は2万台を僅かに上回ると予想されている。

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