今年7月のサービス部門生産量は前月比2.6%増加(2020年9月11日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2020年7月のサービス部門生産量は、前月比2.6%増加で2か月連続で増加傾向となっている。

今年6月並びに7月の累計サービス生産量は7.9%増加したにも拘らず、今年2月~5月の4か月間はCOVID-19パンデミック対応策として、各自治体の要請で3月から外出自粛や必需品以外の営業自粛の影響で、4か月間の累計ではマイナス19.8%を記録していた。

今年7月のサービス部門生産量は前年同月比マイナス11.9%、今年初め7か月間ではマイナス8.9%、7月の過去12か月間ではマイナス2.6%を記録している。

今年7月のサービス部門生産量は、COVID-19パンデミック前の2月よりもマイナス12.5%、2014年11月のピーク時よりもマイナス22.2%の水準に留まっているとIBGEのPMS調査担当のRodrigo Loboマネージャーは指摘している。

今年7月のサービス部門生産量調査では、調査対象の27州のうち20州は前月比ではプラスを記録、サンパウロ州は1.6%、リオ州は3.3%、南大河州3.5%、ブラジリア連邦直轄地5.2%はそれぞれ増加した一方で、セアラー州はマイナス2.5%、バイア州はマイナス0.9%を記録している。

また7月のサービス部門生産量の調査対象の5セクターのうち4セクターは前月比プラスを記録、情報・通信サービスセクターは2.2%増加、輸送・輸送補助サービス・郵便サービスセクターは2.3%増加している。

また今年7月のサービス部門のセクター別生産量の前月比の比較では、一般家庭向けサービスセクターはマイナス3.9%で最も落ち込んだセクターとなっている。

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