最終フォーカスレポートは今年のGDP伸び率をマイナス5.31%からマイナス5.11%に上方修正(2020年9月14日付けエスタード紙)

14日発表の100金融機関のエコノミスト対象の中銀の最終フォーカスレポートでは、今年のGDP伸び率を前回予想のマイナス5.31%からマイナス5.11%に上方修正している。

今年3月に始まったCOVID-19パンデミックの影響で、世界経済に衝撃的なダメージを与えて、世界的な経済リセッション発生が危惧されており、ブラジル経済回復は2021年にずれ込むと予想されており、来年のGDP伸び率は前回同様に3.50%増加に据え置かれている。

今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、食料品価格上昇が牽引して前回予想の1.78%から1.94%と5週間連続で上方修正されている。

2021年のIPCA指数は3.00%から3.01%と微調整。今年の中銀のインフレの中央目標値は4.00%、2021年は3.75%、2022年は3.50%、許容範囲は±1.50%を設定している。

今年8月初めに政策誘導金利(Selic)は過去最低の2.00%に引き下げられたが、Selic金利は年末まで2.00%を維持すると予想されている。一方2021年末のSelic金利は前回予想の2.88%から2.50%に下方修正されている。

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