Valor Data社の調査によると、12新規上場企業の上場時にそれぞれ1,000レアル投資したと仮定、9月17日の投資総額1万2,000レアルに対して株価総額は1万3,801.72レアルで約15%のリターンを記録、初値を上回っているのは6社、初値を下回っているのも6社であった。
2020年にサンパウロ証券取引所B3に新規株式公開IPOした12社の中で、COVID-19パンデミック前に上場した企業は、Mitre Realty社、Locaweb社、Moura Dubeux社並びにPriner社の4社であった。
今年2月に新規株式公開したMitre Realty社の現在の株価は初値よとの比較ではマイナス21.5%、この間のサンパウロ平均株価はマイナス12.68%、前期同様にLocaweb社は246.20%、マイナス13.38%、Moura Dubeux社はマイナス54.21%、マイナス13.24%、Priner社はマイナス6.40%、マイナス13.24%を記録している。
IPO時よりも現在の株価上昇率が最も大きいのはレンタルサーバ-事業のLocaweb社の246.20%、次いで環境関連事業のAmbipar社は27.19%、小売販売業Quero-Quero社18.58%、ペットショップ網を展開するPetz社13.45%、薬局チェーン網を展開するPague Menos社12.94%、モードリテール業のSoma社は6.97%の上昇率を記録している。
一方で、初値よりも現在値が下回っているIPO企業は、建設不動産業のMoura社はマイナス54.21%、医薬品関連D1000VFarma社はマイナス37.35%、建設不動産業のMitre社マイナス21.50%、建設不動産業のLavvi社マイナス14.84%、パーキング業Estapar社マイナス10.86%、製造サービス業Priner社はマイナス6.40%を記録している。