COVID-19パンデミック期間中の4か月で失業率は27.6%増加(2020年9月23日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、2020年8月の失業者総数は1,290万人と7月の1,230万人よりもわずか1か月間で60万人増加、今年5月の失業者総数1,010万人から僅か4か月間で27.6%増加を記録している。8月の失業率は、7月の13.1%から0.5%増加の13.6%に達している。

連邦政府によるCOVID-19パンデミック対応の月額600レアルの緊急補助金(auxílio emergencial)や今年4月に連邦政府は雇用維持のためのサラリーカット、時短勤務、一時的解雇による救済措置(大統領暫定令MP935号)の恩恵を受けた8月の家庭は43.9%と7月の44.1%よりも僅かに減少している。

連邦政府からの緊急援助の平均支給額は901レアル、特に北部地域の補助金の恩恵を受けた家庭61.0%、北東部地域の家庭は59.1%と他の地域を上回っている。特にアマパ州は71.4%、マラニョン州65.5%、パラー州64.5%、アラゴアス州63.5%、アマゾナス州は61.9%の家庭が補助金を受け取っている。

今年8月の一人当たりの平均収入は前月比2.2%増加の1,302レアル、また前期同様に補助金を受け取っていない一人当たりの平均収入は1,802レアルと補助金を受け取っている一人当たりの平均収入816レアルの2倍以上となってる。

今年8月の銀行クレジットを要請したのは490万人そのうち410万人が銀行クレジットの与信審査を通過している。8月のクレジット要請は前月比26.7%増加、7月のクレジット要請は320万人、そのうち75万人がクレジット審査ではなられていた。

北部地域でのクレジット要請のうち19.5%が与信審査でクレジット拒否された一方で、南部地域の与信審査でのクレジット拒否率は12.5%に留まっている。

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