ブラジル機械装置工業会(Abimaq)の発表によると、2020年8月の機械・装置部門の純売上は、前年同月比4.4%増加の125億1,000万レアル、一方で今年初め8か月間の累計は、前年同期比マイナス4.4%の821億7,000万レアルに留まった。
今年8月のブラジル国内の機械・装置部門の販売は、前年同月比16.5%増加の95億レアルの二桁増加を記録、しかし今年初め8か月間の国内販売は、3月からのCOVID-19パンデミックの影響を受けて、前年同月比では僅か0.7%微増の581億5,000万レアルに留まっている。
今年8月の機械・装置部門消費は前年同月比マイナス10.0%、今年初め8か月間では,前年同期比6.6%増加の1,174億レアルを記録している。
また今年8月の機械・装置部門輸出総額は、前年同月比マイナス37.7%の5億5,258万ドル、今年初め8か月間の輸出総額は、世界的な景気後退を反映してマイナス28.3%の46億8,000万ドルに留まっている。
今年8月の機械・装置部門輸入総額は前年同月比マイナス46.2%の10億7,000万ドル、今年初め8か月間の輸入総額は、マイナス6.4%の102億7,000万ドルで輸出総額の2倍以上で大幅な貿易収支赤字を記録している。
8月の機械・装置部門の平均設備稼働率(Nuci) は73.0%に留まって、業界理想の設備稼働率(Nuci) の80.0以上を大幅に下回っている。8月の機械・装置部門の従業員総数は、前年同月並みの30万8,500人を維持している。