19日の中銀の最終フォーカスレポートによると、2021年のGDP伸び率は20週連続で3.50%増加に据え置かれていたが、今回のフォーカスレポートでは3.47%増加に下方修正されている。
一方今年のGDP伸び率は前回予想のマイナス5.03%からマイナス5.00%と僅かに上方修正された。6月末の今年のGDP伸び率予想マイナス6.54%よりも1.50%以上上方修正されている。
また今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)の的中率が最も高いトップ5の予想は、前回予想の2.77%から2.82%と0.5%上方修正している。また2021年のIPCA指数は前回同様3.17%の据え置いている。
一般エコノミストの今年のIPCA指数は前回予想の2.47%から2.65%と10週間連続で上方修正されている。2021年のIPCA指数は前回同様に3.02%の据え置かれている。
今年の中銀のインフレの中央目標値は4.00%、今年の許容下限値の2.50%を依然として下回っている。2021年のインフレの中央目標値は3.75%、2022年は3.50%、2023年は3.25%。許容範囲は±1.50%を設定している。
トップ5の今年末の政策誘導金利Selicは前回同様に2.00%に据置、2021年も2.00%に据え置いた。一般エコノミストの今年末のSelic金利は2.00%、2021年は2.50%にそれぞれ据え置いている。
一般エコノミストは今年末のレアル通貨に対するドルの為替をR$5.30からR$5.35%に微調整、2021年はR$5.10%の据え置いた。一方トップ5は今年末のドルの為替はR$5.40 、2021年はR$5.22にそれぞれ据え置いている。