9月の歳入総額は同月としては2014年以降で最高(2020年10月21日付けヴァロール紙)

2020年9月の国庫庁のインフレ指数を差引いた実質歳入総額は、前年同月比1.97%増加の1,198億2,500万レアルを記録して、9月としては2014年以降で最高の歳入総額を記録している。また9月のインフレ指数を考慮しない名目歳入総額は、前年同月比5.17%増加の1,139億3,300万レアルを記録している。

また今年初め9か月間の累計歳入総額は、3月から始まったCOVID-19パンデミックの影響で、前年同期比二桁減少のマイナス11.70%相当の1兆260万レアルを記録している。

9月の国庫庁の実質一般会計歳入総額は、前年同月比1.74%増加の1,170億2,200万レアル、名目一般会計歳入総額は前年同月比4.93%増加。今年初め9か月間の実質一般会計歳入総額では、前年同期比11.51%増加の9,867億7,200万レアル、名目一般会計歳入総額は、前年同月比11.51%増加を記録している。

今年9月の石油派生品ロイヤリティなどの実質臨時歳入は、前年同月比12.73%増加の28億300万レアル、名目臨時歳入は前年同月比16.26%と大幅増加を記録している。

また今年初め9か月間の実質臨時歳入は、前年同期比16.31%増加の395億1,400万レアルを記録。9月の法人所得税(IRPJ)並びに純利益に対する社会納付金(CSLL)は25億レアルを記録している。

今年9月の鉱工業部門生産は前年同月比マイナス2.72%、小売販売は3.90%増加、サービス部門はマイナス10.0%、ドル換算の輸入額は0.61%増加、名目サラリー総額は同水準で推移している。

今年9月のクレジットオペレーションに関する金融取引税IOFの免税措置は、国庫庁の23億5,100万レアル減少の121億2,100万レアルに留まったが、前年同月の87億2,600万レアルを38.9%増加を記録している。

今年初め9か月間の国庫庁の免税総額は、877億8,000万レアルと昨年同月の727億8,600万レアルを150億レアル上回っている。9月の免税総額は106億9,600万レアルであった。

今年初め9か月間の零細・小企業向け簡易税務申告(Simples Nacional)並びに外出自粛令や必需品以外の営業禁止で窮地に陥っている零細・小企業並びに個人零細事業主(MEI)向け救済措置による免税総額は114億7,100万レアル。基本食料品バスケット向け免税総額は92億2,700万レアルを記録している。

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