年内の新規株式公開を急ぐ企業が目白押し(2020年10月22日付けエスタード紙)

年内にサンパウロ証券取引所B3での新規株式公開IPOの可能性に望みをかけている企業は、有価証券取引委員会(CVM)への申請書類提出のために、今年の第3四半期の決算書発表作成を急いでいる。

年内のサンパウロ証券取引所B3での新規株式公開IPOの候補企業は、今月に急増しているが、年内にIPOできない企業は来年2月までのIPOに向けて、今年第3四半期の決算書作成をしなければならない。

過去15日間に有価証券取引委員会(CVM)に新規株式公開を申請した企業は、Cruzeiro do Sul Educacional社, Rede D'Or社, Focus Energia社, Grupo Big社, CSN Mineração社, Oba Hortifruti社, Tok & Stok社, テクノロジー企業Neogrid社並びにクレジット関連企業Paschoalotto社が列をなしている。

過去数週間での新規株式公開の動きは非常に激しい一方で、投資家の需要を引き上げるために公募価格を下げることに同意しない一部のオーナーは、新規株式公開をキャンセルしている。11月中旬から12月上旬にかけて、米国の大統領選挙が終了するので、ボラティリティはまだ低い可能性が言われている。

シティ・ブラジル銀行の株式上場責任者のマルセロ・ミレン氏は、9月から10月の間に新規株式公開向け書類提出するために訪問したのは54社、そのうち20社はIPOを実施、そのうち4社は需要不足のため価格設定当日にキャンセルされた。また6社は、所望の公募価格を下回った

今年10月20までの新規株式公開並びに追加公募増資(フォローオン)による資金調達総額は950億レアルに達しており、昨年1年間の900億レアルを既に上回っている。

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