26日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、2020年のGDP伸び率は、前回予想のマイナス5.00%からマイナス4.81%に上方修正、1か月前の予想のマイナス6.54%から約1.7%上方修正されている。一方で2021年のGDP伸び率は、前回予想の3.47%増加から3.42%に下方修正されている。
今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の2.65%から2.99%と11週連続で上方修正。2021年のIPCA指数は、3.02%から3.10%に上方修正されている。
的中率が最も高いトップ5の今年のIPCA指数は2.82%から2.91%、2021年のIPCA指数は3.17%から3.27%とそれぞれ上方修正されている。
今年の中銀のインフレの中央目標値は4.00%、今年の許容下限値の2.50%を依然として下回っている。2021年のインフレの中央目標値は3.75%、2022年は3.50%、2023年は3.25%。許容範囲は±1.50%を設定している。
2021年末の一般エコノミストの政策誘導金利(Selic)は前回予想の2.50%から2.75%に上方修正、トップ5の今年及び来年のSelic金利は前回同様に2.00%の据え置いている。
トップ5の今年末のレアル通貨に対するドルの為替は、前回予想のR$5.40からR$5.50に修正、2021年末はR$5.22に据え置いている。一般エコノミストの今年末のドルの為替はR$5.35からR$5.40,2021年末はR$5.10からR$5.20にそれぞれ修正している。