今年9月の失業率は14.0%に達する(2020年10月23日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、2020年9月の失業者総数は14.0%に相当する1,350万人に達しているが、今年5月の失業者総数の1,100万人よりも33.0%の大幅増加を記録している。

今年9月の失業者総数は1,350万人は8月の1,290万人よりも僅か1か月間で60万人増加、5月よりも失業者総数は340万人も大幅増加を記録している。今年9月の労働人口は9,640万人で前月比1.4%増加の9,510万人している一方で、就職活動を停止した人を含む非労働人口は8月の7,510万人よりも1.5%減少の7,410万人となっている。

今年9月の通常の職場を離れたホームオフィス形態の労働人口は540万人、そのうち給与を受け取っていない労働者は19.8%に相当する110万人。5月の外出自粛要請を受けていた自宅待機の労働人口は1,900万人に達していた。

IBGEの全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、COVID-19パンデミックによる職場を離れた9月の労働者は300万人に達しているが、それ以外は失業手当受給者や労働疾患による労働者となっている。

9月の各州別のソーシアルディスタンスによる職場離脱調査では、アクレ州は9.8%でトップ、アマパ州9.6%、ローライマ州は8.7%、その歌の週は6.0%以下であった。ブラジル経済の4割近くを占めるサンパウロ州は僅かに3.0%、最低は南マット・グロッソ州の2.1%であった。

今年9月のリモート労働人口は、総労働人口の10.4%に相当する810万人まで減少しているが、今年5月から6月は870万人、7月及び8月は840万人と徐々に減少していた。

地域別のリモート労働人口調査では、北部地方は僅かに4.3%であったが、南東部地域は13.5%まで達していた。また9月の非正規労働人口は前月比1.7%増加で労働人口全体の34.2%に相当する2,830万人であった。

今年7月の非正規労働人口は全体の33.6%であったが、8月には33.9%、9月は34.2%まで上昇したにも関わらず、COVID-19パンデミックを受けていた6月の34.8%から徐々に減少傾向となってきている。

地域別非正規労働人口比較では、北部地域は49.2%でトップ、北東部地域は45.0%、中西部地域は34.6%、南東部地域は29.6%、南部地域は25.0%となっている。

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