9月の平均クレジット金利は18.1%減少(2020年10月26日付けヴァロール紙)

ブラジル銀行システムの2020年9月の平均クレジット金利は、8月の18.6%から18.1%に0.5%減少、9月の過去12か月間では5.9%と大幅に減少している。今年9月の法人向けクレジット金利は、10.6%から9.9%と0.7%減少、個人向け平均クレジット金利は、24.0%から23.5%と0.5%減少している。

金利設定が自由に認められている自由クレジット金利は、8月の26.5%から25.7%に減少、個人向け自由クレジット金利は、39.0%から28.0%の11.0%と二桁減少、法人向けクレジットは12.1%から11.4%に減少している。

9月のブラジルの銀行システムの平均クレジット金利は18.1%、平均自由クレジット金利は18.1%、個人向け平均クレジット金利は、25.7%と2011年3月から統計を取り出した以降で最低金利に減少している。

銀行金利の減少の要因として、過去最低の2.00%の政策誘導金利(Selic)、COVID-19パンデミック対応の個人並びに法人向け特別クレジット枠の設定と中銀の金融ストラテジー部門のRenato Baldini部長補佐は説明している。

9月の銀行のスプレッド金利は、8月の14.9%から9月は14.3%と0.6%減少。個人向けクレジットのスプレッドは8月の20.5%から19.8%に減少、法人向けクレジットのスプレッド金利は6.7%から5.9%に減少している。

また9月の個人向けクレジットの平均延滞率は、2.4%と8月の2.6%から0.2%減少、昨年9月の延滞率は3.1%であった。前期同様に9月の法人向けクレジットの平均延滞率は、1.8%から1.5%に減少している。

9月の自由クレジットの延滞率は、8月の3.3%から3.1%に減少、貸付先が限定されている政府系大型プロジェクト向けの限定クレジットは、1.7%から1.4%に減少している。

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