10月の段ボール箱生産は36万2,100トンで記録更新(2020年11月12日付けヴァロール紙)

ブラジル段ボール協会(ABPO)の発表によると、景気動向のバロメーターとして用いられる2020年10月のダンボール箱出荷は、36万2,100トンと2005年1月から統計取り始めて以降では月間の最高記録を更新している。前月比では8.0%増加、前年同月比では2.9%増加を記録している。

今年10月の1日当りの平均ダンボール箱出荷は、前年同月比8.0%増加の1万3,927トンに達しているとジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)調査部のViviane Seda Bittencourtコーディネーターは説明している。

しかし今年10月の段ボール箱、平板や付属品生産は、前月比マイナス2.0%の33万6,000トン、1日当りの平均段ボール箱生産は、5.8%減少の1万2,925トンであった。

今年初め10か月間の段ボール箱出荷は、前年同期比5.1%増加の320万トンを記録して回復傾向を示している。また毎年11月第4木曜日に催される感謝祭(Thanksgiving Day)翌日のブラジルでのブラックフライデー商戦並びに12月のクリスマス商戦向けの段ボール箱出荷の増加が予想されている。

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