9月のサービス業部門の生産性指標は前月比1.8%増加(2020年11月12日付けエスタード紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2020年9月のサービス部門生産量(生産性指標)は、4ヶ月連続となる前月比1.8%増加を記録した。

今年6月~9月の4か月間の累計生産性指標は13.4%増加したにも拘らず、COVID-19パンデミック期間中の2月~5月の生産性指標のマイナス19.8%をカバーできていない。今年9月のサービス部門の生産性指標は、2月の水準よりも依然としてマイナス8.0%の水準に留まっており、ピーク時の2014年11月と比較してマイナス18.3%となっている。

ブロードキャストプロジェクションの調査によると、今年9月のサービス部門の平均生産性指標は、前月比1.6%増加の予想を上回る1.8%増加を記録している。

今年9月のサービス部門生産性指標は、前年同月比マイナス7.2%と依然として大幅に落ち込んでいる。また今年初め9か月間のサービス部門生産性指標は、前年同期比マイナス8.8%と回復水準には程遠い。9月の過去12か月間ではマイナス6.0%を記録している。

今年9月のサービス部門生産性指標調査では、調査対象の5セクターのうち4セクターで前月比プラスを記録。9月の教育・研究機関などの公共サービスセクターはマイナス0.6%を記録したが、6月~8月の3か月間の累計では5.8%増加していた。

今年9月のホテルやレストランを含む一般家庭向けサービスセクターの生産性指標は前月比9.0%増加、8月は外出自粛や必需品以外の営業緩和の影響で35.1%と大幅増加、7月はCOVID-19パンデミックの影響が依然として強く、マイナス11.2%であった。

今年9月の情報・通信サービスセクターの生産性指標は前月比2.0%増加、また輸送・輸送補助サービス・郵便サービスセクターは1.1%増加、 前期同様に8月はマイナス1.0%、3.9%増加、7月は1.9%増加、2.2%増加していた。

今年初め9か月間の一般家庭向けサービスセクターの累計生産性指標はマイナス38.6%、9月の過去12か月間の累計生産性指標は、マイナス28.4%とそれぞれ大幅に落ち込んでいる。
前期同様に情報・通信サービスセクターの累計生産性指標はマイナス2.5%、マイナス0.9%、教育・研究機関などの公共サービスセクターはマイナス11.8%、8.0%、輸送・輸送補助サービス・郵便サービスセクターはマイナス8.6%、マイナス6.6%、その他のサービスセクターの累計生産性指標は6.1%、6.5%それぞれ増加を記録している。

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