(ZOOM)「第6回アフターコロナに向けた取組に関する報告会(意見交換会)」

ジェトロサンパウロ並びにブラジル日本商工会議所共催、在サンパウロ日本国総領事館協力による「第6回アフターコロナに向けた取組に関する報告会(意見交換会)」は、2020年11月18日午前9時30分から10時30分まで52人が参加して開催。進行役はジェトロサンパウロ事務所の松平史寿子次長が務めた。

講師は今回3回目の講演となるコンサルタント部会の吉田幸司部会長は、テーマ『2020年度 第3四半期決算発表からみる新型コロナウイルス(COVID-19)の影響 』と題して、ブラジルの各業界の代表企業19社を第3四半期決算発表を基にそれぞれの業界のCOVID-19パンデミックの影響やその後の回復状況などについて詳細に解説した。

資源関連企業としてペトロブラス並びにヴァーレ社、航空業界からAzul社及びGol社、Embraer社。旅行代理店業界からCVC社、不動産業界からEztec社及びTenda社。ショッピングモール業界からIguatemi及びMultiplan.スーパーマーケット業界からPão de Açucar社及びCarrefour社。衣料品小売りのRenner。スポーツ用品小売りのCentauro社。ファーストフードのバーガーキング、薬局チェーンのRaia Dragasil サイトホスティングのLacaweb社の今年第3四半期、昨年第3四半期、今年初め9か月間、昨年初め9か月間の売上高、営業損益、純損益、営業キャッシュフローについて説明した。 

質疑応答では、ペトロブラス石油公社のドルに対するレアル通貨の大幅安の影響。COVID-19パンデミックの影響を受けた航空業界への公的資金の提供の有無。外出自粛緩和などによる経済再開による感染者の増加の可能性などが挙げられた。最後のアンケート回答では、吉田コンサルタント部会長が行った3回の素晴らしい講演内容で、引き続き第4弾の講演参加希望が100%であったことが特筆される。

Pdf『2020年度 第3四半期決算発表からみる新型コロナウイルス(COVID-19)の影響 』コンサルタント部会の吉田幸司部会長(KPMG)

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