今週金曜日27日に予定されている今年のブラックフライデー売上は、昨年のブラックフライデーの売上35億レアルを上回る可能性が指摘されている。
しかしCOVID-19パンデミック開始の今年3月からソーシャルディスタンス保持を強いられた社会的孤立の9ヶ月の間に、ブラジル人はインターネットに精通し、オンラインショッピングを開始。一方レジャーなどの娯楽の支出を削減して、ブラックフライデーに最も求められている電子機器購買などのために節約をしてきている。
しかし、製造メーカーの原材料不足によるコスト増加と完成品の入手可能性が低いため、一般消費者にとって今年のブラックフライデーの割引率の低さに不満を抱く危険性があると専門家は指摘している。
600人の消費者を対象としたブラジル消費小売学会(SBVC) 並びにOfferwise社の共同調査によると、ブラックフライデー商戦の平均消費額は、前年比30%増加の1,728.32レアルを予定しているが、一般消費者の70%は、ブラックフライデー前のバーゲンセールを利用すると回答している。
今年5月から8月の電気電子製品の割引率は5.0%~30%と昨年同期のプロモーションの販売量3分の1に留まっており、今年のブラックフライデー商戦の耐久消費財の販売量は昨年を下回り、またメーカーの製造コスト高で、割引率は昨年を大幅に下回ると予想されている。また過去2か月間の電気・電子製品の新機種リリースは昨年を40%も下回っている。
一般消費者は今年のクリスマスプレゼント購入は控える代わりに、52%の消費者はブラックフライデーでの消費増加を見込んでいるが、昨年は42%、一昨年は37%であった。
COVID-19パンデミックの影響で、今年のブラックフライデーのオンラインショップ選択は全体の37%に達しており、コロナ感染リスクのある実店舗でのショッピングの18%の2倍に達している。