10月の正規雇用は39万4,000人で同月では過去29年間で最高の雇用創出(2020年11月25日付けエスタード紙)

就労・失業者管理センター(Caged)の発表によると、2020年10月の労働手帳に記載される正規雇用は、3ヶ月連続増加の39万4,985人を記録、10月の月間の正規雇用数としては過去29年間で最高の正規雇用を記録している。

今年8月から10月の正規雇用は、3ヶ月連続増加を記録しているにも関わらず、COVID-19パンデミックの影響による今年3月~5月の159万4,000人に達する解雇数には達していない。今年7月~10月の正規雇用は109万2,000人に留まっている。

ブロードキャストプロジェクションの今年10月の正規雇用予想は、最低予想雇用数が14万9,797人、最高予想の34万人を5万人以上上回る予想外の結果となっている。

パウロ・ゲーデス経済相は、今年の正規雇用と解雇数は同等レベルで終了すると予想しているにも関わらず、今年初め10か月間では、解雇数が雇用数を17万1,139人上回っている。

ここ数か月間のブラジル国内経済のV字回復で、雇用に拍車が掛かっていると強調。ソーシアルディスタンスを保ちながら同時に経済活動を維持しているとパウロ・ゲーデス経済相は指摘している。

10月の正規雇用増加を牽引したのは、サービス部門の11万5,647人で牽引、鉱工業部門は8万6,426人、建設業部門は3万6,296人、一方農畜産部門の正規雇用は、解雇が120人上回った。

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