11月の新車販売は前月比4.65%増加の22万5,000台で今年の月間最高記録更新(2020年12月2日付けエスタード紙)

自動車販売代理店が加盟する全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)の発表によると、2020年11月のトラックやバスを含む新車登録台数は、前月比4.65%増加の22万5,000台、10月の新車登録台数としては登録を取り始めて最高記録を更新している。

自動車メーカーが個人向けの新車需要が低迷しているために在庫調整を行っている一方で、新車在庫がレンタカー会社や個人タクシーからの需要に応じられないために、納車待ちの状況が続いているにも関わらず、10月の新車登録台数は、営業日数が1日短いものの前年同月比7.12%の大幅減少を記録している。

今年初め11か月間のトラックやバスを含む新車販売は、3月から始まったCOVID-19パンデミックの影響で、各自動車メーカーが生産調整や在庫調整を余儀なくされた影響で、前年同期比28.15%減少の181万台に留まっている。

COVID-19パンデミックの影響で、自動車部品サプライヤーからの部品供給に問題が発生しているために、特定モデルの新車生産が遅れていると全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)のAlarico Assumpção Júnior会長は指摘している。

新車購入に対する金融取引税 (IOF) の免税措置が11月末まで適用されるために、多くの新車購入希望の一般消費者は、自動車ローンを組むことを考慮している。

バスやトラックを除く11月の新車販売は、前月比4.4%増加の21万4,300台、前年同月比では7.2%減少している。11月の自動車メーカー別の新車販売シェアは、フィアット社は18.42%でトップシェアを確保、GM社が18.3%、ワーゲンは16.03%、電大自動車8.42%、今年初め11か月間のバスやトラックを除く新車販売は前年同期比28.62%減少の172万台に留まっている。

11月のトラック販売は前月比13.23%増加の9,000台、前年同月比1.55%減少、今年初め11か月間では、前年同期比14.81%減少の7万9,600台に留まっている。

11月のバス販売は前月比5.32%減少の1,740台、前年同月比21.76%と二桁減少を記録、今年初め11か月間では、COVID-19パンデミックの影響で、公共交通用バスの需要減少に従って、前年同期比32.68%減少の1万6,700台に留まっている。

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