(Zoom)「第7回アフターコロナに向けた取組に関する報告会(意見交換会)」開催

ジェトロサンパウロ並びにブラジル日本商工会議所共催、在サンパウロ総領事館協力による「第7回アフターコロナに向けた取組に関する報告会(意見交換会)」は、2020年12月9日午前9時30分から10時30分まで49人が参加して開催。進行役はジェトロサンパウロ事務所の松平史寿子次長が務めた。

メディカル分科会 の市川 幸太郎分科会長(日本光電 社長 )は、テーマ『メディカル分科会 活動報告 』について、初めに平田事務局長に言われた、「どんな時も、大局的に、楽観的に平常心をもって」の言葉が忘れられないと前置きして、好調な弊社の業績を紹介、世界で最も厳しく不明瞭なブラジルの医療機器規制、ANVISA(国家衛生監督庁)とINMETRO(ブラジル国立工業度量衡・品質規格院)の関係や規制の違い。メディカル分科会設立の経緯、ANVISAの理不尽ルール対応のALLJAPANのワンチームによる改善要求体制の構築。ANVISA改善にも拘らず、COVID-19パンデミックによるINMETROの改善停滞。平田事務局長のブラジルの長年の経験から、ブラジルでは色々なことが予期せぬことがおこり、一歩一歩ワンチームで進めればよいの言葉が身に染みていると説明した。

続いてジェトロサンパウロ事務所の岩瀬恵一次長は、JETROによるサポート活動の背景として保護主義的なブラジルの産業政策、ブラジルコストの壁、横串的に声をまとめる必要性。規制当局の壁の具体例として特に厳しい医療機器分野の規制当局。規制当局へのアプローチに際しての着目点、アプローチの経緯。ANVISA関連の規制緩和措置の改善点。INMETRO関連の論点などについて説明した。

意見交換会では、ANVISAの許可を得ていないCOVID-19対応の最新医療機器に対する輸入緩和及び今後の輸入規制、INMETROのルール改正アナウンス予想。欧米企業団体とのコラボによるロビー活動効果。メディカル分科会の活動による参加企業の恩恵、輸入緩和規制の進展。ANVISAの規制緩和の背景。欧米団体とのタイアップ、ALL JAPANでの当局との折衝改善。ブラジルの経済協力開発機構(OECD)への加盟表明。貿易投資委員会の活用や重要性。ALL JAPANで取り組んできた規制緩和要請の経緯。メディカル分科会による活動継続の必要性及び当局への規制緩和要請の継続。輸入規制などで困っている企業のメディカル分科会への参加やジェトロへの気軽な相談、ジェトロによるANVISA対応アニュアル改訂版リリースなどを説明した。

Pdfメディカル分科会報告 メディカル分科会の市川 幸太郎分科会長

PdfCAMARAメディカル分科会への支援活動 JETROサンパウロ事務所の 岩瀬恵一次長

            

 

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