トラック・バスを生産するワーゲントラック・バス(Volkswagen Caminhões e Ônibus)社は、リオ州レゼンデ工場に2021年~2025年に総額20億レアルに達する投資を同社のRoberto Cortes社長は発表した。
ワーゲントラック・バス社の今回の20億レアルのブラジル国内での投資は同社にとって、4年前の15億レアルの投資を上回る過去最高の投資となり、ブラジル国内及びラテンアメリカのマーケットシェア拡大を積極的に推し進める。
2021年~2025年間の総額20億レアルの投資は、電気モーター向け新技術、二酸化炭素の低排出、自動運転などのコネクティビティ向上を図る
ワーゲン社はブラジルで開発した電気自動車を2021年中頃にどの自動車メーカーよりも先だって販売する計画を立てており、Ambev社は既に100台の電気自動車を予約、追加で1,500台の可能性をRoberto Cortes社長は発表している。
同社ではリオ州レゼンデ工場で550人の新規従業員採用を発表、そのうち290人は最重量級トラックのMeteor車の新規製造ライン向けの従業員とRoberto Cortes社長は説明している。
COVID-19パンデミックによる部品サプライヤーへの影響で、好調を維持しているアグロビジネス向けのトラックの納入が遅れているために、来年初め数か月間の納入を目指して早急な新規雇用に迫られている。
COVID-19パンデミック当初の予想よりもトラック販売の落込みは酷くはないが、現在のトラック販売の回復は予想を上回っているとRoberto Cortes社長は安堵している。