10月のサービス部門生産量は5ヶ月連続で増加を記録(2020年12月11日付けエスタード紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2020年10月のサービス部門生産量(生産性指数)は前月比1.7%増加した一方で、前年同月比ではマイナス7.4%と依然として落ち込んでいる。

また今年6月から10月の5か月間のサービス部門の累計生産性指数は15.8%増加したにも関わらず、COVID-19パンデミックによる影響で、今年2月から5月のサービス部門の累計生産性指数であるマイナス19.8%を補うには至っていない。

今年10月のサービス部門の生産性指数は、今年2月のレベルを6.1%下回っており、2014年11月に記録した過去最高の生産性指数を16.6%も下回っている。今年初め10か月間のサービス部門の累計生産性指数は、前年同期比マイナス8.7%、10月の過去12か月間の累計生産性指数は、マイナス6.8%と依然として大幅に減少している。

ブラジル地理統計院(IBGE)の10月の月間サービス生産量調査(PMS)のセクター別調査では、5セクターのうち4セクターで前月比で増加を記録、情報・通信サービスセクターの生産指数は2.6%増加、今年初め10か月間ではマイナス2.3%、過去12か月間ではマイナス1.3%を記録している。

前期同様に一般家庭向けサービスセクターは4.6%増加、マイナス37.7%、マイナス31.1%、教育・研究機関などの公共サービスセクターは0.8%増加、マイナス12.0%、マイナス9.4%、輸送・輸送補助サービス・郵便サービスセクターは1.5%増加、マイナス8.5%、マイナス7.3%を記録している。

唯一その他のサービスセクターは前月比でマイナス3.5%を記録した一方で、今年初め10か月間では6.4%増加、過去12か月間では6.9%増加している。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=47910