リオ州上下水道公社(Cedae)の民営化プロジェクトは400億レアル以上の投資か(2021年1月18日付けエスタード紙)

連邦政府による州財政救済制度(RRF)受入れを余儀なくされたリオ州政府のリオ州上下水道公社(Cedae)の株式譲渡による民営化プロジェクトは、2021年4月に予定されているが、このリオ州上下水道公社(Cedae)の民営化は、ブラジル国内のインフラ整備プロジェクトとして最大のプロジェクトと見込まれている。

4月に予定されているリオ州上下水道公社(Cedae)の民営化入札では、ブラジル国内最大のなる400億レアルに達する投資が見込まれている。

リオ州上下水道公社(Cedae)の今回の民営化プロジェクトでは、リオ州内372都市のうち35都市への上下水道サービスを提供、リオ州内の1,300万人の人口に上下水道サービスを提供する。

現在、リオ州上下水道公社(Cedae)は、リオ州内の64都市の上下水道サービスを提供しているが、そのうち35都市の自治体がこのプロジェクトに参加、このプロジェクトは4つのブロックに分かれています。

リオ州上下水道公社(Cedae)の落札コンソーシアムの投資総額には、300億レアル並びに106億のプロジェクト委託金が含まれており、総額406億レアルが見込まれている。

電線から勝手に線を引いて電力エネルギーメーターを回避して不正に電気を家庭に引く「盗電-(GATO猫と一般的に呼ばれていて電線に爪を立てて引掛けるの意味か?)」による損害や勝手に水道管から盗水する被害が日常茶飯事となっている。

ブラジル国内の全ての地域の問題として、違法の盗電力や盗水による被害は天文学的な数字に達しているとリオ連邦大学のKelman教授は指摘している。

リオデジャネイロ州内の420万人に電力を供給している電力配給会社Light社及びサンパウロ州内の上下水道サービスを提供するサンパウロ州基礎衛生公社(Sabesp)の盗電及び盗水で甚大な被害を被っている。

 

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