(Zoom)「第8回アフターコロナに向けた取組に関する報告会」開催

ジェトロサンパウロ並びにブラジル日本商工会議所共催、在サンパウロ総領事館協力による「第8回アフターコロナに向けた取組に関する報告会(意見交換会)」は、2021年1月27日午前9時30分から10時30分まで47人が参加して開催。進行役はジェトロサンパウロ事務所の松平史寿子次長が務めた。

講師はジェトロサンパウロ事務所の貝沼憲司 知財部長。 テーマ 『ブラジルにおけるライセンス契約とロイヤリティ海外送金』について、初めにライセンス契約と効果について、INPIへの登録で第三者対抗力、ロイヤリティ収入等の国外送金並びに税額控除の確保。ブラジルにおけるライセンス契約では契約の種類、契約期間並びにロイヤリティ料率。ブラジル産業財産庁における登録状況推移。国内におけるロイヤリティ収支、国外へのロイヤリティ支出。年代別のロイヤリティ関連事項推移。ライセンス契約に関する課題ではINPIへの登録及びロイヤリティ海外送金、税制控除について説明。最後に中南米知財グループ(IPG)の目的や内容説明及び新規会員募集について説明した。

サンパウロ総領事館の上田基仙領事は、ブラジルの出国時のコロナ検査、日本入国時の航空会社のPCR検査、ブラジルで発生した変異種に対するヨーロッパ諸国の入国制限など注意事項などについて説明した。

質疑応答では、最近INPI(ブラジル産業財産庁)の特許審査期間が減少した要因。INPI審査官の減増。ブラジルの製造業部門の生産性アップや競争力強化に対する対策。INPI審査官のレベルアップに対する対策。契約期間終了に伴う対価支払い。他の中南米諸国と比較したブラジルINPI審査官のレベルなどが挙げられた。

Pdf『ブラジルにおけるライセンス契約とロイヤリティ海外送金』ジェトロサンパウロ事務所の貝沼憲司 知財部長 2021年1月27日

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