昨年の正規雇用はオンライン販売関係が大幅増加(2021年2月8日付けヴァロール紙)

就労・失業者管理センター(Caged)の統計を基にした全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)の調査によると、2020年の正規雇用を牽引したのは、外出自粛やソーシャルディスタンスの影響で、オンライン販売関連の正規雇用が牽引している。

特にロジスティクス関連アシスタント部門、在庫管理、製品包装・梱包部門などは二桁台の増加を記録した一方で、COVID-19パンデミックの影響で、対人サービス部門に相当する公共交通部門向け運転手や車掌、幼児教育や大学教職員の正規雇用が大きな影響を受けた。

昨年のロジスティクス関連アシスタントの正規雇用は、前年比28.1%増加に相当する1万9,276人、在庫管理職は19.1%増加の1万2,304人、製品梱包関連サービス業は12.7%増加の2万3,677人を記録している。

2020年の正規雇用は、特に1月2月が牽引して前年比14万2,690人増加したが、昨年12月の正規雇用はCOVID-19パンデミック前の昨年2月の水準よりも20万人減少していた。

昨年下半期から商業部門の正規雇用が回復、特に商業施設やスーパーマーケットの店員は13.0%増加、在庫管理要員11.9%、商品陳列管理要員8.0%、訪問販売要因は7.5%それぞれ大幅な増加を記録している。

またCOVID-19パンデミックによるソーシャルディスタンスで、リモート教育の普及拡大に伴って、学校閉鎖や教員数の減少を余儀なくされた教育関係者は大きな影響を受けている。

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