全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)の調査によると、2021年2月の一般消費者の購買意欲指数は、前月比マイナス0.6%の74.2ポイントと1月までの連続5か月間の増加から一転して、マイナスに転じている。
また今年2月の一般消費者の購買意欲指数は、COVID-19パンデミック直前の前年同月比では、二桁減少のマイナス25.3%と2010年1月から統計を取り始めて最大の落込みを記録している。
今年2月の前月比の一般消費者の購買意欲指数調査の7項目のうち5項目でマイナスを記録、雇用の現状はマイナス0.3%、雇用の見通しマイナス1.7%、現状の収入マイナス0.5%、クレジットアクセスマイナス0.2%、耐久消費財購入はマイナス4.7%を記録した一方で、現在の消費レベルは3.4%増加、今後の消費見通しでは1.2%増加を記録している。
また今年2月の前年同月比の比較では、雇用の現状はマイナス25.4%、雇用の見通しマイナス17.4%、現状の収入マイナス30.6%、クレジットアクセスマイナス31.7%、耐久消費財購入はマイナス39.6%と全て二桁台の落込みを記録している。
今年のブラジル国内の経済見通しの不透明感増加で、ブラジル人は購買時に非常に慎重になっていると全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)のJosé Roberto Tadros会長は指摘している。
今年2月の一般消費者の購買意欲後退は、高止まりしている失業率が購買意欲をそいでいると全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)エコノミストのCatarina Carneiro da Silva氏は指摘している。