今年1月の国債償還総額は、発行総額を7億3,400万レアル上回った(2021年2月23日付けヴァロール紙)

2021年1月の国庫庁のブラジル国債発行残高は、前月比0.31%増加の625億1,000万レアル、ブラジル国債の償還総額は、発行総額を7億3,400万レアルを上回っていた。

今年1月の国債関連取引は42万3,000件で、国債発行残高は22億9,000万レアル、償還総額は30億2,000万レアル、利払いは1億9,000万レアルを記録している。

COVID-19パンデミックによる外出自粛やホームオフィス勤務形態の増加に伴って、昨年からブラジル国債関連の個人投資家が大幅に増加してきている。今年1月に新たにブラジル国債プログラムに投資したのは、前月比2万1,100人増加、ブラジル国債の投資人口は、個人投資家の急増で146万人を突破している。

個人投資家のブラジル国債の1,000レアル迄の小口投資は、全体の68.22%を占めている一方で、ブラジル国債の平均投資金額は、5,420レアルとなっている。

また償還期間が5年物のブラジル国債への投資は、全体の56.76%と過半数を占めており、10年以上の国債は16.01%、5年~10年迄の国債は27.73%を占めている。償還期間が1年~5年のブラジル国債比率は全体の59.19%、5年以上は35.73%、償還期間が1年未満のブラジル国債発行は、僅か5.09%に留まっている。

今年1月のブラジル国内で最も需要が高かったのは、インフレ指数連動国債で全体の39.57%を占めた。政策誘導金利Selic連動国債は29.57%、確定金利付き連動国債は18.86%であった。

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