今年2月の新車販売は半導体不足の影響で17.0%減少(2021年3月1日付けヴァロール紙)

新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足による減産、少ない営業日数などの影響で、2021年2月のブラジル国内のバスやトラックを含む新車販売は前年同月比17.0%と大幅減少の16万7400台、前月比では2.1%減少している。今年1月及び2月の新車販売は、COVID-19パンデミック発生前の前年同期比14.0%減少の33万8500台に留まっている。

今年2月の1日平均の新車販売は7909台と1月の8125台よりも減少、今年3月の新車販売は自動車用半導体の供給不足問題で継続して、減産による販売減少が見込まれている。

今年2月の自動車メーカーのマーケットシェア比較では、FIAT社が21.2%のマーケットシェア確保で6ヶ月連続でトップシェアを維持しているが、アジアからの半導体供給が正常に戻るのは下半期にずれ込むと予想されている。

今年2月の新車は販売はFIAT社のマーケットシェア21.2%に相当する15万8100台に次いで、ワーゲン社のマーケットシェアは17.1%、GM社は15.8%、シボレー社の Onix車の販売台数は2万800台を記録してベストセラーカーとなっている。

シボレー社の Onix車に次いで、ピックアップStrada車は1万8600台で2位を確保、ベストセラーカー10台のうち4台はFIAT社の新車が占めている。

今年1月のブラジルからの撤退を発表しているフォード社のマーケットシェアは7位からさらに10位に後退、マーケットシェアはわずか2.4%で輸入車販売だけ継続している。

現代自動車のマーケットシェアは9.7%で4位、ルノー社6.7%、ジープ社6.6%、トヨタ社6.5%、ホンダ社4.6%、日産3.6%、ベストセラーカーはOnix車並びにStrada車に次いで、現代自動車のHB20車の販売台数は1万5600台、 Onix Plus車1万3600台、Jeep社のRenegade車1万2900台、フィアット社Argo車1万1200台、TORO車1万900台、フィアット社Mob車1万800台、ワーゲン社のT-Cross車は1万700台を記録している。

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